小満 2017梅作柄予想【収獲前】

2017 梅作柄予想【収穫前:5月下旬】  和×夢 nagomu farm

2017年の梅生育状況は、

例年比【1週間前後の生育遅れ】で、

開花期より収穫直前まで依然推移してます。

 

既に5月16日より、

JA紀南の小梅【白王】が荷受けスタート

しています。

当園では、5月18日荷受けスタートしている

『カリカリ南高』より収穫スタートしています。

 

本格的な梅収穫前に、

定期着果数調査【最終:4回目】と共に、

収穫実績etc.から、4月下旬に予想した

園地別生産予想量の見直しを図っています。

 

定期着果数調査【最終】の情報と、

当園の『2017年産 梅作柄予想量【小満】』について

以下に記します。


壱. 着果率推移表【2017.小満】

開花時期の【立春:2/4】頃に、

各園地毎に対象樹を設定し、

開花終了より4回着果率推移を計測してます。

 

【収穫直前】の最終計測時期【小満:5/21】を迎え、

園地巡回【5/21】により、着果数測定をしました。

 

開花時の花芽数を分母とする【着果率推移】を

グラフ化して作柄把握に努めています。 

2017南高梅着果率推移 和×夢 nagomu farm

『南高梅』の生育状況は、

依然【平年比1週間前後の生育遅れ】の

状況下と把握しています。

 

着果過多の園地以外、

目に見える【生理落果】の発生が

確認できない状況です。

 

2017作柄は、樹齢や樹勢で

園地による【着果量のドカスカ】が

が顕著に出ています


弐. 当園樹齢別の南高梅作柄傾向

南高梅の作柄【2017】は、

園地条件【植栽樹の樹齢/樹勢】で

個々に着果量の幅大きいのが特徴です。

 

当園の樹齢【若木&成木/老木】と

遅場園地の3つに大別して、

着果数推移をグラフ化してみました。

 

◆収穫直前を迎えても、

 依然樹齢による着果率幅が大きく発生

◆若木&成木の着果率は、平年並の状況

◆老木の着果率は、皆無な場所が存在する 

 

樹齢別着果数推移【2017】 和×夢 nagomu farm

参. 当園の着果指数&生産予想

着果指数&生産予想量【2017収穫前】 和×夢 nagomu farm

2017年5月は、

【5/13】に30mm前後の降雨以降、降雨がなく

【5/25】まで、【夏日】が続く気象となってます。

 

『西牟婁地方果樹技術者協議会』発表の、

南高梅【2017】着果傾向は、

『平年比:83%/前年比:91%』とされています。

5月の【小雨高温】な気象は、

充分な【果実肥大】をもたらせてない状況です。

昨年同様【小玉傾向】となり、

生産量が減るのでは…と予想しており、

4月下旬の生産予想量より【大幅減】となってます。

 

◆小梅:101.6%【前年比】

◆ミスなでしこ®:121.6%【前年比】

◆南高梅:106.0%【前年比】

 

2017年産の着果予想は、前年比【91%】と

少ない着果状況です。
果実肥大の影響で、【大幅減】とならないか…

非常に気がかりです。


当園の南高梅作柄【2017】は、

【樹齢分布】が大きく左右しています。

樹齢による着果量のドカスカが

大きいのが本年作柄の特徴です。

 

◆老木:かなり不作【一部のモノは皆無】

◆成木:樹勢による着果量の幅が広い

    樹勢【悪】以外は【平年並】

◆若木:【平年並】

◆苗木:未着果で収穫【対象外】

 

当園の生産予想量は、

【園地若返り】の影響【自然増】もあり、

昨年比【106%】と想定しています。

南高樹齢分布グラフ【2017】 和×夢 nagomu farm

四. 南高梅 2017出荷方針

最近の梅業界の動向としては、

焼き梅による【梅干し特需】の影響で

原料梅干し【薄】の状態と想定されます。

【需要>供給】のバランスから、

【梅干しタル価格】については、

期待できる…と考えてます。

 

また、南高梅の状況としては、

◆四月【100㎜超の降雨量/強風】

の気象要因から、

『かいよう病』発症が多く見られ、

【秀品率低下】の不安があります。

 

◆五月【少雨/連続な夏日】

の気象要因から、

・『果実肥大の鈍化』⇒小玉傾向

・落果ピーク時期の見通し目安:

 【満開期からの積算温度1,900℃】

以上の傾向が予想されます。

 

◆手取り収穫【適期遅延】と、

 落果ピーク【早期化】による

 繁忙期の集中が懸念されます。

 

早期手取り収穫は、

生産量の面で【不適切】と考え、

【果実肥大】による生産量UPを図る為、

【手取り収穫<ネット収穫】の

方針で作業対応したい…と考えています。

 

また、秀品率低下も視野に入れて、

園地適性や適正な出荷規格を考慮して、

より収益をあげられる出荷方針に、

臨機応変に対応すべく戦略を練っています。

2017 一部園地で『かいよう病』発症目立つ
2017 一部園地で『かいよう病』発症目立つ