当園で誕生した梅『ミスなでしこⓇ』は、
【手取り収獲&青梅出荷】のみで販売してる現状です。
商談会の場や、同業者間の『ミスなでしこⓇ』談話の中で、
「『ミスなでしこⓇ』は、梅干しにするとどうなる?」
という問い合わせをよくされます。
以前、試験的に取り組んだ時の結果を個人判断して、
「シソ梅のような、色合いになるので、調味利用に向かない…」
と返答してる状況です。
2016年産の『ミスなでしこⓇ』より
色んな思惑から、【『ミスなでしこⓇ』×梅干し】に取り組み
『ミスなでしこⓇ』×四柱【支柱】の一角として、表舞台に披露していきます。
『ミスなでしこⓇ』は、南高梅と比較して、
ひとまわり小粒な品種です。
ですが、
『小梅品種×南高品種の【人工交配品種】』の為、
種のサイズは【南高梅】より小さいと感じてます。
『ミスなでしこⓇ』は、数年後より
新植樹が【盛り】を迎える樹齢となり、
大幅収穫量UPを見越しています。
2015年の【着色不良果】&【完熟落果】で破棄する
果実が全体の15%。
生産量増加に伴い、破棄する果実量も膨大になってくる…
と予想してます。
そんな、【破棄規格】の果実を、
【漬け梅】利用し、【梅干し】&【梅酢】の両面から
利用して、情報発信&収益に繋げたい…
という想いから、『×梅干し』への取り組みに至ってます。
※2016年以降の収穫量は、推定値
当園収穫目標量【10t】となるのは、
2023年【平成35年】以降と考えてます
『ミスなでしこⓇ』×梅干し
の【情報発信】&【商品の個性化】を意識した場合、
漬け込み原塩にも【こだわり】が必要だと考えてます。
右の写真は、
【2015年】に試験的に漬け込みした南高梅です。
【沖縄の海水塩】を利用して、
南高梅の漬け具合&梅酢の状況確認の為に依頼を受けて
取り組みした際の写真です。
Instagramや、facebookにてご紹介した折、
【琉球】/【美ら】/【沖縄の原塩】という
キーワードに対し、多くの反応がありました。
梅干し&梅酢の商品としても、
イイカタチで仕上がったと感じています。
そんな、沖縄海水より生産された原塩を利用して、
『ミスなでしこⓇ』×白干し に
取り組みたい…と考えています。
沖縄県は、
全国的にも、梅干し消費量が上位【10位】の県です。
※地域の入れ物 梅干し消費量ランキング【H26】より
また、沖縄【琉球】は全世代でイメージが高く、
琉球の方言も独特で、非常に魅力があると感じてます。
ちなみに、琉球の方言では、
【梅】:ンミ
【塩】:マース
【塩漬け】:スーチャー
【美しい】:ちゅらさん
と聞き覚えのある言葉も多くあります。
『ミスなでしこⓇ』ならではの、
個性と魅力を発信する為に、『沖縄の海水塩』を原塩に
【×梅干し】の取り組みを本格的にスタートします。
当園としては、【白干し】として商品製作し、
メーカーさんとコラボして、調味梅販売に繋げる方向に
発展させたい…と考えています。
『ミスなでしこⓇ』を漬け込んだ梅酢は、
紫色の果皮色素が溶け出して、
綺麗なピンク色に着色されたモノになります。
『ミスなでしこⓇ』は南高梅と比較して、
【ポリフェノール】や【アントシアニン】に優れてる事
を確認しており、果皮成分が溶け出してる梅酢は
栄養素の面で優れてると想定しています。
『殻付きアーモンド』に加工する際に、
【塩漬け】の工程を入れてるところもあるようです。
当園では、
『ミスなでしこⓇ』梅酢に、
当園のアーモンド『和ーモンド』を漬け込み、
『殻付きアーモンド』として地域性を活かした加工商品
の制作に取り組んでみよう…と考えています。
県内でも、当園でしかできない商品開発に取り組み
商品販売することで、
様々な相乗効果が発生すると考えています。
アーモンド生産量は、未だ僅かな状況です。
収獲したモノを【サンプル】利用して、
商品化を図れるように、取り組みスタートしたい…
と考えています。
『ミスなでしこⓇ』梅酢に関する
画像データが無い為、
今夏取り組みした後、追加します