当園で誕生した紫色の梅には、
『ミスなでしこⓇ』と名付け『商標登録』を
取得しています。
また、『ミスなでしこⓇ』の名は、
イイ名前だと、各種方面から言っていただきます。
しかし、
『ミスなでしこⓇ』=【梅】とは、
ストレートにイメージされにくいのが実情です。
そんな経緯から2016年産より、
『ミスなでしこⓇ』の【通り名】
『紫宝梅:SHIHOU [Y] UME』と命名し、
【梅】を意識いただけるように活用しています。
通り名とは?【出典:デジタル大辞泉】
壱. 世間一般に通用してる名:通称
弐. 一家の主人が先祖から代々受け継ぎ用いる名
参. 遊女屋で、その家の遊女に代々名乗らせる名
四. 大人気漫画『ONE PIECE』でも、
各キャラクターに【通り名】が付けられてる
・当園で【2005年】に人工交配の末、誕生
・果皮が紫色なのが特徴
・『ミスなでしこ®』の名前で【商標登録】取得
【通り名】を考える上で
『ミスなでしこⓇ』の【特徴】&【表現したい要素】
を抜き出しました。
◆【梅】である
◆果皮が綺麗な【梅紫】である特徴
◆生産者【栽培農家】が少なく、未だ生産量が稀少
◆文字数が少なく、言葉の響きが良い名前
◆2005年【酉年】に誕生
◆田辺市三栖地区で誕生
以上の要素を考慮して、
『紫宝梅:しほううめ』という言葉に辿り着き、
ロゴ作成に至りました。
『紫宝梅』の【名】&【ロゴデザイン】に
込めた想いを、以下に説明します。
『ミスなでしこⓇ』を表現する上で、
【紫】は欠かせない要素であると考えています。
【紫】は、【し】/【むらさき】/【ゆかり】
と読まれます。
【紫】の色イメージには、『高貴』が上げられます。
以下の歴史背景に裏付けられてるようです。
◆その昔、紫色の染料は【紫草】しかなく、
工程が非常に手間取り、色を出すのが難しかった
そんな影響から、
『冠位十二階』では【紫色】が最上位
一部の高貴な階級しか着用できない色であった
『ミスなでしこ®』は、果皮が紫色の梅から、
当園HPetc.の随所にメインイメージカラーとして、
和色『梅紫【うめむらさき】』を選色しています。
選色した理由は、以下のとおりです。
◆『ミスなでしこⓇ』の果皮の紫色を表現する事
◆名前に【梅】が入ってる事
◆当園が和イメージで構成している事
『梅紫【うめむらさき】』という色は、
◆鈍い赤紫色のこと
◆紅藤をさらに紅色がからせた色合い
◆梅紫の【梅】は、紅梅の紅色を指す
◆江戸時代の染色書にない色
◆江戸末期から明治時代の間で派生した新しい和色
とあります
和×夢 nagomu farm メインイメージカラー
和色:『梅紫【うめむらさき】』
【通り名】である『紫宝梅』の命名は、
『果皮が紫色で【稀少】な梅』という
単純な理由だけて命名に至っていません。
『紫宝』には、大きく2つの【しほう】の意味合い
を込めて命名しています。
壱
至宝【しほう】
『至宝:この上なく大事な宝』とあります
当園で誕生した梅『ミスなでしこⓇ』は、
当園にとって、正しく【至宝】です
現在、厳しい状況下にある梅業界において、
『至宝』と呼ばれるモノに育て上げたい…
と考えています
弐
紫鳳【しほう】
自生ランの1種『ウチョウラン』に
『紫鳳』という品種が存在します
【鳳】とは、
中国の空想上の瑞獣の1つ『鳳凰』を表します
『ミスなでしこ®』が、
2005年【酉年】に誕生した事から、
『酉年の梅』を表現する意味合いも含んでます
紫宝梅『ミスなでしこ®』は、
2005年【酉年】に誕生した梅から、
【酉年の梅】をいう異名で表現されます。
そんな意味合いから、商品ロゴには、
家紋:【有職鳳凰紋】を適用しています。
【有識:ゆうしき】とは、
平安時代の宮中儀式や行事に係わる
研究者や学者の事を【有識者】と呼び、
着用した衣類の文様を【有識文様】と呼ばれてます
中国から伝来して日本に定着した模様で、
格調高い文様として用いられています。
その1つに『鳳凰紋』も含まれます。
そんな文様から独立し家紋となったのが、
『有職鳳凰紋』になります
【鳳凰:ほうおう】とは、
◆中国の空想上の瑞獣4種の中の1つ
◆羽毛類系360種の動物の【長】に位置付けられる
◆中国では、皇后の象徴として利用
※皇帝の象徴は【龍】を利用
◆徳の高い王者による平安な治世か、
優れた知性を持つ人が生まれると
姿を現す五色の霊鳥とされる
◆装飾やシンボル、物語・説話・説教などで
縁起の良い鳥として東アジア全域で登場する
◆五行説では、南と火を司る『朱雀』として表現
◆東洋の【フェニックス:不死鳥】とも呼ばれる
紫宝梅『ミスなでしこ®』では、
2016年産より、ロゴマークとして【鳳凰紋】を利用
◆稀少で、格調高いイメージを表現したい
◆2005年【酉年】誕生の梅を定着したい
◆縁起の良いモノ【梅】を表現したい
◆全盛期に比べ、落ち込んだ【梅】業界を
復活させる存在に位置付けたい
そんな想いを込めて、【鳳凰紋】を適用し、
出荷段ボール/商品ラベルetc. に利用して
紫宝梅『ミスなでしこⓇ』の発信に活用しています