啓蟄 梅初防除【2016】


梅園地別嘱望所実施有無一覧表【2016】 和×夢 nagomu farm

3月12日【土】に、梅の【初防除】を実施しました。

 

例年の【初防除】は、

栽培管理する全18梅園地に対して、

【かいよう病】対策の『銅水和剤【Zボルドー】』を

散布します。

 

2016年は、経費面/生育状況etc. を考慮して、

例年とは違う形で、防除【初陣】を終えました。

防除【初陣】にまつわる検討事項を以下にご説明します。


壱. 『Zボルドー』防除検討

当園は、小面積【10a前後】の園地を複数所有しており、

梅園地としては、全部で18園地【約2.5ha】になります。

 

現在、梅を取り巻く状況は、決して好調ではなく、

むしろ、厳しく【底の状態】だと感じています。

不必要要素の【経費削減】を、

2016年は意識して、実践していこうと考えています。

 

その手段の1つとして、

初防除の散布農薬として利用してる

【かいよう病】対策の『Zボルドー【銅水和剤】』散布

について、必要園地だけに絞った【スポット防除】を

検討してみました。

 

一般的に、

「かいよう病は風当たりの強い園地に発生しやすい」

と言われます。

なので、【水転園地】&【風当たりの弱い園地】は、

『Zボルドー【銅水和剤】』の利用を SKIP しよう…

と考えました。

 

当園で栽培してる梅には、

『かいよう病』に弱い系統もあります。

【大粒系小梅】&【一部交配樹】が対象系統で、

それを植栽してる園地に対しては、

『Zボルドー【銅水和剤】』の防除対象にしています。

 

以上の点を考慮して、

全18園地の内、【7園地】を

『Zボルドー【銅水和剤】』対象園地と選抜しました。

Zボルドー【銅水和剤】
Zボルドー

防除時期:うめは葉芽発芽前まで

防除濃度:500倍

※1t桶で防除時は、2袋利用


弐. 2016生育状況

2016年の開花始めは、

昨年比で【7~10日程度】早い状況と感じています。

 

早期に開花し、

【2月前半交配3days】あたりに交配したモノは、

3月上旬の小春日和&まとまった降雨が影響してか、

 ・葉芽が発芽開始してる

 ・ガク落ちが終わり、幼果が完全に【顔出し】してる

そんな状況の樹が、園地で確認できます。

 

本年の開花時期の交配状況予想の個人見解としては、

2月前半に【花粉交配】してる果実が、

着果果実の大半を占めてくるのでは…

と持論を立てています。

 

なので、

現在、顔出ししてる【幼果】を大事に扱おう…と

考えています。

2016生育情報【城山台】 3/12
生育状況 2016.3.12
2016生育状況【久平】 3/12
2月前半 交配3days
2月前半 交配3days

参. 『Zボルドー』散布回避

初防除する対象園地【7園地】の、

生育状況を事前確認したところ、

葉芽新芽が出て、幼果が顔を出している樹が

確認されました。

そのまま『Zボルドー【銅水和剤】』を利用すると

顔を出してる幼果に【薬害:農薬による果実被害】が

発生する可能性があるのでは…と思ってます。

 

【銅水和剤】の薬害対策として、

通常は『クレフノン』200倍の混用散布

実施されます。

 

最終的な個人の考えとしては、

本年は、生育状況が想定以上に進んでおり、

薬害のリスク軽減を【最優先】し、代替農薬にて

散布する事に決断しました。

 

小梅 :マイコシールド【収穫前21日前まで】

その他:カスミン液剤 【収穫前60日前まで】

 

2016の生育状況から、

小梅の収穫開始時期を意識して、

【収穫前60日まで】のカスミン液剤散布を

小梅にする事を避け、『マイコシールド』を使用

他の品種については、『カスミン液剤』を使用

する形で、防除対応しています。

 

今後の防除内容についても、

本年の生育状況を充分意識し、

予定してた防除体系に見直しを図り、

【早期出荷対応】の防除歴で挑もう…

と調整を図ってます。 

カスミン液剤
カスミン液剤

マイコシールド
マイコシールド

防除作業風景2016 三栖廃寺周辺園地
防除風景2016 三栖地区城山台 斜面地より