睦月.24 梅干し『ミスなでしこⓇ』


『ミスなでしこⓇ』の梅干し【サンプル品】
『ミスなでしこⓇ』の白干し【サンプル品】

当園で誕生した梅『ミスなでしこⓇ』は、
【手取り収獲&青梅出荷】してるのが、現状です。

 

商談会の場や、同業者との『ミスなでしこⓇ』談話で

色んな方に聞かれる質問

「『ミスなでしこⓇ』は、梅干しにするとどうなる?」

 

その問いかけに対して、

「シソ梅のような、色合いになるので、調味利用に向きません…」

 

とお答えしています。

というのも、数年前に制作した【白干し:サンプル品】を、

知り合いの梅加工メーカーさんに見て返答いただいたご意見を

基に個人判断している為です。

 

2016年より、

色んな思惑から、『ミスなでしこⓇ』の梅干しを

表舞台に披露してみよう…と思っています。

壱. 廃棄規格の有効利用

『ミスなでしこⓇ』は、南高梅と比較して、

ひとまわり小粒な玉流れとなってます。

 

しかしながら、

小梅品種×南高品種の【人工交配】による

誕生品種である為、種サイズは【南高梅】

より小さいと感じています。

 

近年の梅干し消費動向の1つとして、

同一容量の場合は、粒数が多くある小粒系の

需要もある…と感じています。

 

今後、収穫量UPしていくにあたり、

現在は、【着色不良果】や【完熟落果】として

破棄してるモノが、多数誕生してくる…

と予想できます。

 

そんな、現状【破棄規格】の果実を、

【漬け梅】として利用して、

【梅干し】&【梅酢】の両方から

収益に繋げていきたい…と考えてます。


弐. 梅干し『ミスなでしこⓇ』サンプル

3年前、

『ミスなでしこⓇ』の梅干し適性確認として、

10kg程度を漬け込みました。
梅干しにした感想としては、

 壱. 梅酢が綺麗な色に染まる

 弐. 漬け上げ当初は紫着色の果皮が、

    干し上げ時には、赤黒くなる
 参. 手取り収獲果実なので
『やや皮カタ傾向』

 四. 梅干しの果肉食感としては、

    南高と同等程度

 

と感じています。

2㎏程度のサンプルを保管していたので、

この度、

『にっぽんの梅干し展 in 紀州』の場で、

お披露目する運びとなりました。


参. にっぽんの梅干し展 in 紀州


来月【2/11~16】に、田辺市で開催される

にっぽんの梅干し展 in 紀州』では、

立ち食い梅干し屋として、【100種】におよぶ当地の梅干しが集結します。
そのメンバーの一品として、縁あって『梅干しミスなでしこⓇ【白干し】』も

加入しています。

 

『ミスなでしこⓇ』の認知度UP

『ミスなでしこⓇ』の梅干しの適性

 

を含めて、

イベントに来場いただいた方に、『立ち喰い』を通じてご意見いただけたら…

考えています。

四. 梅酢の利用

『ミスなでしこⓇ』は、果皮が梅紫色である事から、

南高梅と比較して、【ポリフェノール】や【アントシアニン】に優れてる事

『和歌山工業技術センター』の分析調査で確認しています

 

梅干しとして漬け込む事で、果皮の成分が溶け出し、

梅酢の色を一般の梅酢より【色付かせる】事を確認しています。

 

そんな、栄養素に優れてる梅酢を利用した【加工利用】を考えてます。

試験期間を要するので、折を見て詳細をご提示したい…と思ってます。

五. 【梅干し】取り組み再開

2016年より、【完熟落果】や【着色不良果】を利用して、

【梅干し】利用の可否について、再挑戦したい…と考えています。

 

【梅干し】については、

最悪の場合、【梅肉目的】として【つぶし利用】いただいても良い…と

考えています。

その分、【梅酢】を利用して収益に繋げるようにしたい…と考えてます。

 

【良い結果】に繋がる補償はありませんが、

少しでも、農家所得向上に繋がるよう、『ミスなでしこⓇ』の使い道を

模索する取り組みをしていく所存です。