2018年夏の【酷暑】/秋の【台風】で
少なからず影響を受けてる感のある
2019年産の梅が満開期を迎えています。
園地別に生育状況把握に努めるべく、
園地巡回を通じて情報収集に努めています。
満開期~花落ち期を迎えた
2019年【雨水】の集積データを基に、
2019年産の梅生育状況をレポートしています。
壱. 梅産地情報【2月】
『JA紀南』より
紀南の梅産地情報【2/25】が公開されてます
◆ 南高梅開花始めが【平年比4日前進】
◆ 南高梅満開期が【ほぼ平年並み】
◆ 主力受粉樹である小梅が【4日程度遅れ】
が、2019年の開花状況の特徴かと捉えてます
1月に実施された着蕾調査で
平年着蕾数と比較して【少ない傾向】
であることも発表されています
交配樹が【4日遅れ】な状況が、
南高梅の花粉交配へどう影響するか…
2019作柄を左右する事だけに
非常に意識して園地巡回に努めてます
弐. 梅こぼれ状況【雨水】
2019年の【開花傾向】としては、
『南高梅』が【満開期:2/13】に比べ
交配樹となる『小梅・雑梅』が
【開花遅れ】な状況にあります
2/19の雨天以降、
好天が続いた影響からか、
予想以上に、花こぼれが進み始めました
2度【2/22&3/2】の園地巡回して
梅の開花状況を5段階表示に指数化したところ
※7~8分咲きより【満開期】と設定
◆ 南高梅
⇒ 満開確認【3.9】: 2/18
花こぼれ【3.4】: 3/2
◆ ミスなでしこ:系統によりバラツキ幅あり
⇒ 満開確認【4.7】: 2/22
花こぼれ【3.2】: 3/2
◆ 小梅:白王&パープルクィーン共に遅れ気味
⇒ 満開確認【4.2】: 2/22
花こぼれ【0.6】: 3/2
2/22 の南高梅【花落ち】状況を確認し、
何時でも【防除】対応できるように、準備を進めました
3/8早朝に『ミツバチ巣箱』撤収となったので、
2/22以降、おのずと生育が進んでいると感じています
参. 花粉交配度推定【雨水】
2019年産【作柄】は
『2019.雨水』期間の
花粉交配度が大きく影響すると
予想してました。
実際のところ
『雨水』初日の【雨天】以降、
連日【好天】に恵まれ、
期待以上の花粉交配がされている
気象条件となっています。
南高梅【満開期】に対し、
交配樹【小梅/雑梅】の開花が遅れている状況
が大きな不安要素となっています
その理由は、
『南高梅』は自家交配しない…と言われるためです
『南高梅』同士の【花粉交配】で
花落ちが一気に進んだ状況であれば、
ミツバチの頑張りに対して、着果量が答えない
そんな状況も考えられます
やや遅れながらも【交配樹】も満開期を迎えたので
充分な花粉交配がなされていた場合、
開花期の気象条件だけで推測した場合、
【豊作】に繋がる気象条件だったように感じています
四. 着果数確認【雨水】
雨水から啓蟄へと節気が移るタイミングで
開花前に設定した各園地の測定枝の
着果数調査を【3/4】に実施しました
南高梅の早場園地では、
【花落ち】が進んでいるモノの
その他の品種や遅場園地では、
【花落ち期】の着果率と定義するには
少し早い様な気がしています
現在の生育状況からすると、
3/15頃あたりが【花落ち期】の
着果率の数値として適すると考えています
現時点の、枝に残ってるガクを見る限り
花粉交配が良好に行われて
着果量に繋がっているのでは…と感じます
ただ、グラフでも出ているように、
◆『ミスなでしこⓇ』は、開花時より不作傾向
◆『南高梅』の【老木】は、
開花時期および着果量的にも、
【若木/成木】より大きく下回る
※ 三栖城山台地区【南向き】園地【1月下旬撮影】
園地上部において【塩害】枝を確認
当園自園地でも、
『塩害』と思える【枝枯れ】を確認しました
海岸部より離れた園地なのに、
枝枯れが発生している状況を考慮すると、
当地内陸部の梅園地でも
スポット的に『塩害被害』が出ているようです
2019年の花芽数が【やや少ない】ことは、
作柄的に【大きな不安要素】だと思っています
着果量が良好に感じるだけに、
【生理落果】により着果率を極端に減少させない
対策に努めたい…と考えています
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 00:59)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:31)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 04:33)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 05:01)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 05:03)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 05:07)
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