冬至 べにくりreport【紅皮かぼちゃ栽培】


紫芋『べにくり』report 【紅皮かぼちゃ栽培】 和×夢 nagomu farm

梅を主軸とした複合経営確立する為の作目として、

2017年に試験栽培した『かぼちゃ』栽培

数多あるかぼちゃ品種の中で、

『ハロウィン』飾りの需要を意識して

紅皮かぼちゃ『べにくり』を選抜し栽培しています。

 

初の『かぼちゃ』の育成・収穫・販売を通じて感じた

【感想・課題・今後の目標】をレポートします。


壱.  『べにくり』 とは?

紅皮かぼちゃ『べにくり』は、

園芸植物育成研究所にて育成後、

2014年に登録された品種です。

 

果実特徴としては、

◆形状 :腰高扁平形

◆大きさ:中果【1.8~2.0kg】主体でよく揃う

◆外観 :凹凸が赤橙色で白のストライプ入り

     追熟が進んでも色味は維持

◆果肉 :橙色で加熱調理しても変色しない  

◆収獲期:開花後45日頃が適期目安

◆食味 :高粉質でホクホク感あり良好な食味

     収穫後【30~50日】以降が食べ頃

べにくり 【紅皮かぼちゃ】 紹介pop 和×夢 nagomu farm

弐. 『べにくり』栽培の経緯

当園では、『梅を主軸とした複合経営』確立のため、

梅栽培と競合しない色々な作目を模索しています。

 

2016年の秋、

和色紹介【色合い】の『秋色』にて、

ハロウィンにちなんで、『朱色』をご紹介しました。

 

現在、『ハロウィン=かぼちゃ』という

イメージが定着しています。

その際利用されてるのは、【朱色のかぼちゃ】です。

本来は、食用出来ない大きな紅皮かぼちゃ

『アトランティックジャイアント』が利用されます。

 

食用できる紅皮かぼちゃを栽培する事で、

『ハロウィン飾り』&『食用できる』モノとして、

【ハロウィン需要】を意識して栽培に至っています。

※秋色『朱色』アイコンをタッチすると、ジャンプします 


参. べにくりレポート【2017】

2017年の【八十八夜】に種植えした

紅皮かぼちゃ『べにくり』。

 

◆梅改植後の【遊休園地】の活用

◆梅改植園地の育成園スペースの有効活用

を意識して、

2園地【約150苗】を育成しました。

 

開花後45日頃が【収穫適期】であるため、

お盆以降に、出荷可能な【約250個】を収穫しました。

 

『ハロウィン飾り』後、食用いただく事を考慮して、

人気キャラクターである

『ミニオンズ』や、『ドラゴンクエストのスライム』

に簡単変身する【型紙】を製作し販売を試みました。

2017旬感句投稿【10句】

タッチすると、対象の旬感句へジャンプします



四. 各種データ分析

今回、市場取引していただくにあたり、

重量別に【独自階級】を設けました。

品種特性で表記された【1.8~2.0kg】に当てはまる

中玉【1.5~2.0kg】が大半を占めています。

 

特別【人工交配】etcの手を加えなくても、

150苗で【約250個】の全面紅着色している

販売できる『かぼちゃ』が着果しました。

 

今回は、未着手栽培であったため、

250個に加えられない【着色不良果】が50個程度

発生しています。

また【遅なり果実】は、

全般的に未着色果実が発生してしまうので、

9月中旬以降は、着果しても【無意味】に感じました。

べにくり【2017】 サイズ分布表  和×夢 nagomu farm


今回、市場取引していただける事になり、

収穫全体量の【約3/4】を

『ハロウィン飾り』に備えた【9月中旬頃】に

取引いただきました。

 

残る【約1/4】は、

秋のイベント出店した際の【対面販売】で売れるか?
を実証確認するカタチで販売に努めました。

 

◆地元開催【10/6】の

 『弁慶まつり【ファーマーズ・マーケット】』出店

◆大阪樟蔭女子大学園祭【10/21~22】

 『くすのき祭り』出店

の2回で実証確認しました。

 

『ハロウィン』直前時期のイベント出店で

販売結果を期待して挑みましたが、

予想したような販売実績には至りませんでした…。

べにくり【2017】 出荷内訳表  和×夢 nagomu farm


イベント出店の【不振】もあり、

売上内訳としては【市場取引】ありきとなっています。

 

イベント出店の【不振】原因としては、

◆果実重量が重く、携帯性に欠ける

◆色味は良いが、味覚を重視した場合決め手に欠ける

◆『ハロウィン飾り』理由の、購入希望者が少ない

 

購入者の携帯性etc.を考慮すると、

産直市場に【陳列販売】する手法の方が、

望ましいのでは…と考えてます。

 

無料添付した『飾り用の型紙』を使って展示した、

『ミニオンズ』/『スライム』共に

お客さまの反応は上々でした。

その点を踏まえて、販売を試みる必要がありそうです。

べにくり【2017】 売上内訳表  和×夢 nagomu farm


ダウンロード
ハロウィンかぼちゃ【型紙】2017.pdf
PDFファイル 191.2 KB


五. 課題・今後の目標

2017年の

紅皮かぼちゃ栽培【生産量:約250個】を通じて、

感じた、感想・課題を以下に記します。

 

◆ 必要経費に対して、収益性が高い作目

◆ 最初の発芽管理以外、自然放置できる手軽さ

◆ 収獲~販売作業は、さつまいも以上に容易

◆ ツルの伸張がスゴいので、
  改植園地苗木への配慮が必要である

◆ 『ハロウィン飾り』販売としては、

 市場取引を主体とする戦略が適切に思える

◆ イベントでの対面販売品種としては、

  小粒系で、味覚の優れた品種販売が望ましい

◆ 【ハロウィン飾り<冬至食用】の需要傾向

 

以上の点を考慮して、

2018年は、新たに3品種を加えた体制で、

かぼちゃ栽培を継続する所存です。



◆えびす系かぼちゃ品種

◆ホクホク感と強い甘味が特徴

◆味覚的に、かぼちゃ内では最高品種

◆白皮のハート型形状の中玉晩生種
◆粉質系で、食味に優れる

◆保存性に優れ、収獲1ヶ月後より糖度上がる

◆手のひらサイズで、食用できる品種

◆日持ちが高く、独特の甘味ある食味

◆電子レンジ加熱の簡単調理で食べられる