![早生温州みかん【レポート2016】 和×夢 nagomu farm](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=789x10000:format=png/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i60ea046d3c44f1f0/version/1482830232/%E6%97%A9%E7%94%9F%E6%B8%A9%E5%B7%9E%E3%81%BF%E3%81%8B%E3%82%93-%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%882016-%E5%92%8C-%E5%A4%A2-nagomu-farm.png)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=820x10000:format=jpg/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i655dfa64b878a793/version/1482828914/image.jpg)
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当園では、約50aの柑橘を栽培しています。
そのうち『早生温州みかん』の栽培面積は、約35a
2015年時点では、【227本】の植栽を確認しています。
樹上で完熟させて収獲する【木熟収獲】をしている
事も関係して、隔年結実【2年に一度の着果】する
生育となっています。
全国的にも、温州みかんの隔年結実が起きており、
本年産は、表裏のある作柄の【裏年】にあたります。
2016年産温州みかんの【収獲/出荷】作業が一段落しました。
一段落した機会に、各種情報をデータ化しました。
前回裏年【2014年】データと比較検証し、
色々とレポートを綴っています。
壱. 収穫データ比較
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=723x10000:format=png/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i9552d029a8b372e0/version/1482835773/image.png)
![園地エリア別収獲分布図 和×夢 nagomu farm](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/none/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/if78d89af89e85061/version/1482849851/%E5%9C%92%E5%9C%B0%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%82%A2%E5%88%A5%E5%8F%8E%E7%8D%B2%E5%88%86%E5%B8%83%E5%9B%B3-%E5%92%8C-%E5%A4%A2-nagomu-farm.png)
当園の柑橘園地は、
大きく分けて【4つのエリア】に大別されます。
『夏柑あと【上/下/背】』と『晩柑あと』の4エリアです。
【裏年】にあたる本年は、
『晩柑あと』主体の着果構成となっています。
近年の【カミキリムシ幼虫】による枯死原因による、
着果対象樹の激減により、
2016収穫量は、前回【裏年:H26】と比較して、
【約57%】に大幅激減しています。
2016年の生育調査はできていませんが、
◆枯死本数は、毎年【十数本】で、全体の5~15%
◆育成中の小木本数【全体の約1/5】
◆成長途中で未着果の幼木
以上の状態から、全体植栽本数の【約1/4】程度の
【50~60本】が着果対象本数となっています。
弐. 階級分布グラフ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=723x10000:format=png/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i1c1abe5c18f900c5/version/1482846677/image.png)
当園では、
『ちぃちゃいおみかん【甘ちゃん。】』として、
3S~2Sサイズのモノを利用して、販売対応しています。
一般的な柑橘農家に比べて、着果過多にする事で、
【着果ストレス】を利用して、
糖酸度をクリアする【小玉果実】を育成する手法を
取っています。
本年産は2014年産に比べ、
【初期の摘果調整】で、【着果過多】を意識して
着果果実を多く残したので、
果実サイズは【小さめ】で移行しました。
◆9月以降の【定期的降雨】
◆【果実肥大の液肥防除】
で望ましいサイズ分布&着色度になっています。
初期の【摘果調整】が【+:プラス】に働いて
【浮き皮】etc.の【ハネ果】の発生に繋がらなかった
ように感じています。
また、本年は【適期防除】だったのか、
【黒点病果実】が少なかったのが大きく影響していると感じています。
※【ハネ】:サイズ込【並】/格外/ジュース
![等階級分布積み上げグラフ【H28】 和×夢 nagomu farm](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=746x10000:format=png/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i019ac83754080f3d/version/1482849982/%E7%AD%89%E9%9A%8E%E7%B4%9A%E5%88%86%E5%B8%83%E7%A9%8D%E3%81%BF%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%95-h28-%E5%92%8C-%E5%A4%A2-nagomu-farm.png)
参. 出荷分布グラフ
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=723x10000:format=png/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i5f0e10ae7164ad53/version/1482846679/image.png)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=759x10000:format=jpg/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/ibfc0204c97fe1c44/version/1482850282/image.jpg)
枯死多発による状況から、
着果対象本数激減による【収穫量減少】が
明確にデータ上に出ています。
前回裏年【H26】比【約4割減】の収獲状況です。
幸いな事に、
◆過去の【個人注文】が減っている
◆新規の【甘ちゃん。】が注文増加
の状況から、
【個人注文】は、一昨年と【横ばい状態】です。
【小玉傾向】の玉流れだったことで、
『JA出荷【別注】』主体の出荷体制となり、
『JA出荷【完着】』出荷量は少ない状況です。
現状でも、【カミキリムシ幼虫】による枯死は
例年多発しています。
前回裏年【H26】比で、
【約4割減】の傾向が継続した場合、
次回裏年【H30】時は、『約1.5t』の収穫量まで激減する事が予想されます。
柑橘新植苗木の着果は、非常に時間を要します。
枯死本数を抑える努力をもっとしないと…と感じた
データ分析でした。
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=376x10000:format=jpg/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/ie7431dcfc63c7918/version/1482850258/image.jpg)
![](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=397x10000:format=jpg/path/sfb9ec8c6c14a66e6/image/i265dd1f1f8ef2b3c/version/1482850251/image.jpg)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:43)
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