2016『南高梅』の収穫作業が完了しました。
◆5月中下旬に、まとまった降雨が少なくて、
果実肥大が一時的に滞ってる状況である
◆完熟落果が例年比で10日以上早い状況である
そんな、大きな特徴があったように感じます。
当園の『南高梅』関連データ情報を基に、【2016 南高梅】を振り返りつつ、
個人的見解を、以下より記します。
壱. 収穫果実サイズ表比較【前年】
当園は、大粒系の南高梅を植栽してる事もあり、
一般農家と比較して、【大玉傾向】で推移しています。
例年は、『4L~3Lサイズ主体』のタマ流れとなりますが、
2016年は5月の【高温&小雨】が影響して、果実肥大が芳しくなく、
成熟すると【果実肥大】が止まってしまう為か、
【小玉傾向】なのが、大きな1つの特徴です。
H28年とH27年の『サイズ別配分グラフ』を以下にご紹介します。
本年の【小玉傾向】が一目で確認できると思われます。
【2016 南高梅】傾向
◆例年は、4Lサイズから5Lサイズを抜き出すが
【小玉傾向】の為、4L【上】として選別
◆例年比で【1サイズ】以上【小玉傾向】
3Lサイズと2Lサイズが【ほぼ同数量】
【2015 南高梅】傾向
◆例年並みのサイズ分布グラフ
◆当園のサイズ分布は、
一般農家と比較して、1サイズ大玉傾向
◆4Lサイズと3Lサイズが【ほぼ同数量】
◆4Lサイズより、5Lサイズを抜き出して
別漬け対応をしている
弐. 日別収穫量の比較【5年間】
2016年は、満開期からの積算温度が例年と比較して高い状況下にあるようです。
※紀伊民報【5/25】記事によると、
満開期からの積算温度が【1,900度】で収穫ピークを迎えるようです。
5/25時点で【1,464度】なので、あと【436度】で収穫ピークとなる状況です。
1日平均25度加算されると、18日後【6/12頃】にピークを迎える計算となります…。
早期ピーク予想通り、例年比で【5~7日程度早い】ピーク突入となりました。
計算値の通り、6/12頃にピーク期間に突入したのが確認できます。
思った以上の【早期落果ピーク】を迎え、
当初【手取り収獲】する予定の園地を、【ネット収穫】に変更して対応しました。
上のグラフは、収穫率【日別収穫量÷全体収穫量】の変移グラフです。
2012~2016の5年間の【収穫率変移】をグラフ化しています。
2016【赤線】の特徴としては、
◆例年と比較して、5~7日早い【ピーク】突入
◆例年より、【ピーク】時の収穫率が高い状況
当園は、早場園地と遅場園地の【ピーク時期のズレ】により、
【ピーク】が集中しない傾向にあるが、本年は【集中傾向】にある
◆過去5年間で1番早い収獲完了
例年は、7月上旬【7/10迄】を目途に完了してるので、10日程度早い
参. 漬け収穫量比較【前年】
【手取り収穫】園地を、【ネット収穫】対応に変更した事で、
最終的な【漬け梅収穫量】は、前年を上回る結果となりました。
本年は、
【JA紀南】の『加工原料出荷枠』が減量したこともあり、
【漬け梅対応】してるので、漬け量自体は、【前年比:110%程度】と
なっています。
昨年は、【わかやま国体】出店を踏まえて、漬け量調整を図っていた為、
本年の漬け量増大につながってるのだと感じています。
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lxbfYeaa (土曜日, 07 5月 2022 22:23)
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lxbfYeaa (土曜日, 07 5月 2022 22:25)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:22)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:24)
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