春分 ミスなでしこⓇ【着果率変移表 3.31】


ミスなでしこⓇ 2016着果率変移表 【2016.3.30】 和×夢 nagomu farm

当園で生産する紫宝梅『ミスなでしこⓇ』の

着果率推移を測定し、品種特性を確認してみようと

【Base N】に植栽してる原木を中心に『標本木』を

設定して、花の開花前より着果数を測定記録してます。

 

壱. 『ミスなでしこⓇ』1世代

  紫宝梅『ミスなでしこⓇ』の原木と主力園地より2樹

弐. 『ミスなでしこⓇGT』 原木

参. 『パープルクィーン』

  【Base N】の標本木と主力園地より1樹

四. 『南高梅』

 【Base N】の標本木&『ミスなでしこⓇ』園地にある1樹

 

以上の少ない測定樹を設定して、『ミスなでしこⓇ』着果率推移の為だけに、

別途測定調査をしています。

【ガク落ち】が終わり、全幼果が確認できる生育状況に、定期観測を実施しました。

【3月末日時点】の着果率推移について以下に記します。


壱. Base N 標本木【4樹】

道路に面する【Base N】の4本の標本木【原木】
道路に面する【Base N】の4本の標本木【原木】

当園では、『ミスなでしこⓇ』&『ミスなでしこⓇGT』

の【原木】を、『Base N』の道路に面する場所に

植栽しています。

 

『ミスなでしこⓇ』の家系図を表現できるよう

『南高梅【雌しべ】』と『パープルクィーン【花粉】』の

『ミスなでしこⓇ』の父方/母方樹も植栽してます。

 

そんな道路に面する4本の【標本木:原木】を中心に

『ミスなでしこⓇ』や『パープルクィーン』の主力園地に

数本【測定樹】を設けて、着果率推移を測定してます。

 

4本の【標本木】については、

低樹齢なモノもあり、均一条件下での【着果推移】とは

いきませんが、判りやすい【標本木】として、

毎年着果率推移を測定して、作柄傾向を見出したい…

と考えています。

 

『ミスなでしこⓇ』と『南高梅』は、

基本【自家受粉】しない系統の梅ではありますが、

相互交配を図れた為か、両系統共に【高着果率】で推移

してることが、肉眼でも容易に確認できる状況です。

 

『ミスなでしこⓇ』と『花梅』の人工交配で誕生してる

『ミスなでしこⓇGT』は、

 ・【花梅】のDNAを引き継いでる

 ・まだ低樹齢である

そんな2つの要因から、極端に低い【着果率】となってます。

 

水転園地で、花の開花時期も早く、交配されてるようで

全体的に【高い着果率】である…と想定してます。

ミスなでしこⓇ【原木】着果状況 2016.3.30
ミスなでしこⓇ【原木】
ミスなでしこⓇGT【原木】着果状況 2016.3.30
ミスなでしこⓇGT【原木】
パープルクィーン【標本木】着果状況 2016.3.30
パープルクィーン【標本木】
南高梅【標本木】着果状況 2016.3.30
南高梅【標本木】

弐. 着果率推移【3.30】


3.30の現時点の着果率推移としては、

『ミスなでしこⓇ』と『南高梅』の2系統が、

ほぼ同じような【着果率推移】を見せています。

両系統の梅を【隣接植栽】してることで、

【相互交配】による【相乗効果】が生まれてる気がします。

 

『パープルクィーン』については、

【標本木】の着果状況に加え、

測定樹を設定してる園地が【山あい】である原因から

『ミスなでしこⓇ』&『南高梅』と比較して、

半分程度の【着果率】となってます。

 

『ミスなでしこⓇGT』の極端に低い【着果率】は、

色んな要因を想定しています。

ただ、一般の梅と比較して【花梅要素】が高い為、

【高着果率】は望めないモノと考えています。

 

通常の利用用途である【果実収穫】だけでない、

【観光用途】/【苗木販売】etc.といった、

新たな利用用途を、画策する必要がありそうです。

 

次回は、【1次生理落果】が落ち着く、

【4月下旬頃】を目途に、着果量測定を予定してます。 

果実着色&紅い幼葉
果実着色&紅い幼葉

3つ子着果 @Base N
3つ子着果 @Base N