春分 2016梅作柄予想【ガク落ち期】


2016梅作柄状況【ガク落ち期】 【2016.3.18】 和×夢 nagomu farm

梅の開花が終え、徐々に幼果が顔を出し始めています。

花びらが散った後、

【ガク】と呼ばれる花の根元部分が落ちる事で、

【幼果】が顔を出す感じになります。

 

通称【ガク落ち期】と呼ばれ、

幼果着果数が確認できる為、作柄予想を見る1つのタイミング

となっています。

 

本格的な防除作業を控え、【ガク落ち期】の園地巡回を実施しました。

本年は、生育が早いと感じてたので、予想以上に遅い【ガク落ち】です。

開花前【立春:2/4】に、対象樹の花芽数計測を実施し、

【春分:3/20】を迎えるにあたり、定期計測も実施しています。

 

上記2点の情報を基に『2016年梅作柄【ガク落ち期】』を、

個人的な見解で予想して、以下に記します。


壱. 開花期間中交配予想

2016年気象情報を基にして、ミツバチの訪花活動による

【交配度】を推測しています。

【満開期】突入前後の【2/11&14】のミツバチの訪花活動具合が、

2016年の梅の作柄を左右する…と個人予想しています。


2/14~2月末まで、気象的には交配好条件ではありませんでした…。
2月上旬より早期開花してる園地の状況は、

園地条件や植栽樹の樹勢etc.によって異なっており、作柄に大きく影響してそうです。

その仮説を意識しつつ、3/18に【ガク落ち期】の園地巡回を実施しました。


2月前半 交配3days
2月前半 交配3days
2月後半 交配3days
2月後半 交配3days

弐. 主要園地のガク落ち&作柄状況

主要園地梅花状況表3rd【3.08】 和×夢 nagomu farm

主要10園地の【ガク落ち状況】と【園地全体の作柄状況】を、

それぞれ指数表示して数値化してみました。

平均数値は、

『【指数数値×植栽本数】の各園地数値合計÷植栽本数』

にて算出しています。

春分時期【3/18:金】時点の
 ガク落ち状況:【1.7】:5段階指数

 作柄指数  :【8.0】:10段階指数


ガク落ち状況としては、

一部園地で【幼果】の顔出しが早かったので、

全体的に生育状況は早め…と予想してました。

実際には、例年通りの【ガク落ち】状況なのでは…と

感じています。

特に、例年生育は遅いが本年の開花が早かった『岩田奥』が

例年通りの生育状況に戻ってきてる…と感じています。

開花期間に対して【ガク落ち】状況が非常に遅い状況です。

 

作柄状況としては、

植栽本数の多い園地の作柄指数が高い状況であるため、

平均数値は【8.0】と高い数値となってます。

まだ【ガク落ち始め】の『岩田奥』の作柄状況は、

幼果が余り出ておらず、実際は大きく変動する…

と思ってます。

 

開花が早く樹勢の良い園地は、いずれも高い着果状況で、

実際の平均値は、【7】前後である…と感じています。

 

いずれにしても、植栽本数の多い『岩田奥』の作柄が、

2016作柄【豊凶】に大きく影響しそうです

岩田奥【凶作樹】
岩田奥【凶作樹】
岩田奥【ガク落ち】遅め
岩田奥【ガク落ち】遅め

三栖地区【芽吹き】
三栖地区【芽吹き】
三栖地区【良好樹】
三栖地区【良好樹】

参. 着果率推移表【ガク落ち期】



開花時期の【立春:2/4】に、

着果率推移の対象樹を設定し、花芽数を計測してます。

 

【春分:3/21】を迎えるにあたり

【ガク落ち期】の作柄調査として

【3/18】に園地巡回して数量計測を実施しました。

今回の傾向としては、

 

【南高梅】の着果数は、

【ガク落ち】が予想より遅い状況なので、

実際の【ガク落ち】時の着果率とは異なる。

もっと低い値である…と感じています。

本年傾向は、樹勢や樹齢による着果量のバラツキが

例年比で【非常に大きい】状況です…。

全体的な作柄としては、【例年より不作傾向】

だと感じています。

また、昨年比でも【不作傾向】と予想してます。

 

【小梅】の着果数は、

現時点で昨年と【ほぼ同率】の着果状況です。

ただ、一昨年の防除で【かいがら病】の影響があった

昨年と比べ、本年は回復してる状況を考慮すると、

昨年比で【不作傾向】だと感じています。

 

着果率推移は、一次生理落果期【穀雨:4/20】頃の

定期測定で、概算生産量が見えてくると思ってます。

ただ、その前【3月末頃】に

本当の【ガク落ち】着果数を測定し直すつもりです。 

3.18 果実横径
3.18 果実横径
3.18 果実縦径
3.18 果実縦径

三栖地区、育成早場園地にて果実サイズ測定