

2015年【確定申告】作業が一区切りつきました。
【確定申告】と並行し、
『作目別収入情報』を分析・検証できるように取りまとめしてます。
【2015年収入情報】をグラフ化してみました。
当園の栽培面積&収入額の大部分を占める『南高梅』は、
収獲量【前年比:減】/販売価格【昨年比:ほぼ同額】傾向の為、
収入額も、【収穫量と同等に減】の状況です…。
当園が、『梅主体の果樹農家』であり、
『当園の農業経営には、梅が握っている』状況です。
梅収穫&収入情報【2015】の検証した個人の想いを、以下に記します。

壱. 梅関連情報【2015】

右のグラフは、
当園の
『栽培作目の分布推移棒グラフ』
『栽培作目分布円グラフ』
になります。
梅全体で、約80%。
南高梅だけで【半分以上】を占めてる
梅農家である事が確認できます。
梅栽培で、農業を営んでいる事が
裏付けられてます。
また、梅栽培品種の割合は、
『ミスなでしこⓇ』を拡張し、
『南高梅』の栽培面積を縮小してる状況です。
『ミスなでしこⓇ』への改植も一段落し、
適性面積となってる状況です。


作目&出荷方法別に
『収入内訳円グラフ』を作ってみました。
梅全体で、
【90%】以上の収入を占めています。
昨年の出荷振り分けは、
『南高梅干し』を減らして、
『南高梅【加工出荷】』に重きを置いてる
のが確認できます。
また、
『ミスなでしこⓇ【青果出荷】』
『ミスなでしこⓇ【加工商品】』
の収入率が高く推移してきてる状況が
確認できます。


弐. 梅収入情報【2015】の検証

『南高梅収穫量変移グラフ』と
『梅収入額変移グラフ』を作ってみました。
梅の2015生産量は、前年比:約74%
梅の2015収入額は、前年比:約71%
となっています。
考えられることは、
・前年とほぼ同額以下の販売価格であった?
・安値販売して収入額減となっている?
のいずれかであったという事です。
梅干しタルの流通価格は、
昨年比で【やや高値推移】してる状況から、
【加工出荷】を重視した出荷振り分けで
安値販売してる事が収入downに大きく影響
してると推測されます。
梅干し流通が鈍化してる状況下で
制作した全てのタルを流通できる補償がない為
出荷分散は仕方がない部分もありますが…。
結果論を言えば、適切ではないと感じてます。


個人的に、
2015年は『出荷方針』を誤ってた…と深く反省しています。
青果価格や、梅タル価格が、作柄で大きく変動しない今、
作柄理由で収穫量が減った場合は、【出荷方針】が大きく収入額に影響すると
考えられます。
より、【付加価値販売】/【全量販売】/【安売り防止】を意識して
上手く販売して収入UPを図り経営する手腕が問われてると感じてます。
以上の事を踏まえて、
2016年は、【生産量把握】/【出荷方針の確定】に
最善を尽くしたい…と思ってます。
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