如月.2 出荷内訳【2016方針検討】


南高梅出荷内訳グラフ

当園全栽培面積【2.8ha】の

半分以上【53%】を占める南高梅。

『ミスなでしこⓇ』は改植して間もないため、

未だ収益性は低く

『南高梅の【収益】=当園の【収益】』と言っても

過言ではありません。

 

確定申告作業と並行して、

昨年【2015年】の出荷・収益情報をデータ化した後、

梅の開花時期に検証して、

2016シーズンの【方針決定】に努めてます。

 

平成25年【2013年】以降の

3年間の出荷内訳情報の推移を

【グラフ化】してみました。


壱. 出荷内訳推移グラフ

近年で一番の豊作年だった平成26年【2014年】。

平成27年【2015年】は、

平成25年【2013年】とほぼ同量の収穫量で、

大体30t程度となっています。

 

栽培園地の縮小を図り、

『南高梅⇒ミスなでしこⓇ』への改植が一段落した現在、

【生産量30t】をベースに、どのように出荷振り分けするか…

が、収益性UPに繋がる事だと感じています。

 

平成27年は、

前年の大豊作の影響から、梅干しの【流通鈍化】が顕著に見え

【梅干しの流通対策】として、

ネット収穫果実の【大量荷受】が、JAにて実施されました。

 

梅干し流通の先行き不安から、

多くの果実を『JA加工利用』で出荷している事が、

推移グラフで確認する事ができます。

 

推移グラフでは、出荷内訳を確認しづらい為、

各年を【内訳円グラフ】にして、検証します。

弐. 出荷内訳円グラフ

南高梅出荷内訳グラフ【H27】



前年【2014年】の大豊作による梅干し【流通鈍化】してる中で、

『いかに販売に繋げて換金できるか…』

その想いが優先された【2015年】だったと感じています。

 

また、9月下旬開催の『わかやま国体』への出店を控え、

『夏場の梅干し作業を、確実に8月中に完全終了させる!』

その想いが、漬け込み量調整に大きく影響してる…

と感じています。

 

例年にない、漬け込み割合【全体の1/4強】を実現する為、

大部分を【ネット収穫】して『JA【加工利用】』で出荷する

そのStyleを重視した出荷内訳となっています。

 

また、防除基準を遵守した中で、

極力早期より【手取り収穫】を実践し、

『JA【青果利用】』に努めてるため、

例年にない【青果】出荷量となってます。

家内労力で実践できる、手取り出荷【極限量】だった…

と思っています。

 

『チョーヤ出荷』や『JA【加工利用】』は、

【事前予約数量】により出荷量が確定されます。

その年の流通価格が、【漬け込み】や【市場出荷】の方が

高価格販売だとしても、【契約数量出荷】は必須です。

 

昨年JAで実施された【梅干し流通対策】の荷受価格は、

一般加工果価格を下回る価格となりました。
そのため、出荷内訳率の高い当園は、

収益的に【大打撃】を食らってると感じています。

 

また、【梅干し流通鈍化】してる中でも、

販売努力や、生産した梅干し梅干し品質の評価から、

確実に流通可能であれば、

『一次加工【梅干し】』にした方が、

収益性が良かった事が確認できてます。

 

色んな観点から、【反省材料】が多々見つかる

【2015年出荷内訳】だったと検証しています。

参. 出荷方針【2016年】

【ネット収穫】のピークを迎えるまでに

【手取り収穫】をして、リスク分散する。

 

机上では考えられても、

実践するのは難しいです…。

【手取り収穫】時の1日最大収穫量から、

処理量は増えないので

「収穫作業日数を増やす」 or 「作業人員を増やす」

しか

実現不可能です。

 

ただ、

早期収穫を実現するには、

青果熟度を早め、防除体系の調整が必要となります。

作業人員を増やせば、労賃UP【経費UP】に繋がります。

また、荷受時間の兼ね合いから、

人員増員だけでは対応できかねる…と感じてます。

 

【家内労力】で、できる限り早期より収穫対応し、

【ネット収穫】&【手取り収穫】 の兼用を実践するのが、

現実論』だと思い、

昨年同様の【手取り収獲作業】を実現したい…

と考えてます。

 

本年は、『わかやま国体』etc.のような

大きな出店予定はなく、

9月中旬頃まで充分『梅干し作業』をする事が可能です。

 

近年の【夏期の長雨】や、【天日干しの最適期間】を

充分加味して、

適性漬け込み量を算出する事が大事だと感じています。

そんな意味では、【2014年漬け込み量】迄は、

作業実現可能量と考え、

1つの漬け込み目安と考えています。

その上で、

適性等階級を見極め、漬け分けしたい…

と思ってます。

価格的に【収益性の低い】

『JA【加工利用】』への出荷数量を見直し、

作業効率を考慮した適正量を【出荷予約】によって確立する。

そんな作業が求められている…と考えています。

 

本年の花芽数は、例年に比べて少ないと感じられます。
開花時期が例年より早期であり、

品種別の開花サイクル【ズレ】はあまり無く、

【一斉開花傾向】だと感じています。

 

開花期間中の【気象条件】による【花粉交配】が、

例年通り、本年の作柄を大きく左右しそうです。

 

今後は、自園地の交配状況を、

【園地別着果数調査】により数字【データ】で状況把握し、

【2016年】の出荷方針を【最終確定】しよう…

と考えています。