梅を取り巻く環境は、
先代から【経営移譲】した当時より、さらに悪化してる…
ように感じています。
経営者【社長】である以上、
『社長の器』が試されてる…のだと感じています。
当園は、【猫の額】のような小面積園地を多数所有する
『小口果樹農家』です。
その為、なかなか細かく園地把握できてない状況です…。
【20】に及ぶ園地状況を適確に把握する事で、
状況改善施策を検討し、実践できるのでは…と考え、
園地別の【植栽本数】と【樹齢カテゴリ】を
園地巡回で調査し、整理してみました!
【全園地のデータ化】を進めることで、
当園の園地状況把握、今後の方針決定を進める上で、
透明化【見え始めた】ように感じてます。
壱. 園地別植栽本数分布表
当園は、
南高梅を中心とする【果樹複合農家】です。
20園地を寄せ集めても、2.8ha程度で
当地方の梅農家としては、『中小クラス』に
あたります。
50a【500㎡】前後の狭い園地も多数存在します。
そんな園地を【南高梅⇒ミスなでしこⓇ】へと、
随時改植を進め、『ミスなでしこⓇ』に変貌させてます。
また、厳しい時期に思い切って
【老木園地】の改植を進めてるので、
【老木率】が一般農家に比べて低いと感じています。
当園の手法として、
新規取り組み作物には、
保険策で、【複数種を密植植栽】して
状況把握した後、不要なモノを【間伐】する
『サバイバル方式』を適用しています。
その為、一般的に【10aあたり30本】と言われる
梅の植栽本数を大きく上回る園地が多数存在しています。
また、南高梅【成木園地】においても、
交配樹の見直しで、植え替えを図っている為、
【苗木】&【幼木】本数が、多く存在しています。
弐. 作目別植栽本数分布グラフ
調査した、園地別植栽本数分布表を基に、
【作物別の植栽本数分布グラフ】を作ってみました。
当園の主力作物は、南高梅【約53%】です。
次いで、ミスなでしこⓇの【約18%】となっています。
梅栽培全体【約78%】と、梅主体の果樹農家である事が
数字より改めて確認する事ができます。
柑橘全体【約18%】は、
ミスなでしこⓇと同等割合である事でも確認できます。
梅【南高梅】の【収入UP】を図る事が、
当園の経営改善に繋がる事だと感じています。
参. 樹齢カテゴリ分布グラフ
当園として、
栽培面積の見直し【縮小検討】を図る上で、
老木園地については、積極的な改植を進めてます。
数年間に渡る改植作業の実践が
【樹齢分布グラフ】に出ていると感じています。
全体の【2/3】が、成木として収入が見込める
残りの【1/3】が、
育成時期中なので、ほとんど収入が見込めない…
そんな状況です。
園地全体としては、
南高梅の園地を、他作物への転換を進めてる事もあり、
全体の【1/2】が、成木として
残りの【1/2】が、育成時期となってます。
育成中の園地が、一般に比べて多いと思える当園です。
その分、成木園地で収入を上げる【付加価値販売】の実現が
急務である…と感じています。
両親が元気な時期に、前倒しで【園地の若返り】を進めた事は、
将来を考えると、適切であったと思っています。
ここ10年位は、
【改植】を意識せずに、栽培に取り組む事ができそうです。
新規作目にチャレンジしてるので、経過状況を確認しつつ、
必要に応じて【間伐】を進めて確立していこう…
と考えてます。
梅園地自体の【園地若返り】は、一先ず落ち着きました。
今後は、【柑橘園地の園地改造】に手を出していこう…
と考えています。
今を生き抜く、『社長の器』があるか…
試されています。
全園地を把握し、より良い経営状態に改善すべく、
今後も、【園地のデータ化】を進めたい…と思ってます。
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 02:22)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 02:23)
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