睦月.19 栽培作目の変移


栽培作目変移表【H26~H27】

壱. 栽培作目の推移

その昔

梅農家は、梅の一次加工【漬け梅】による付加価値販売により

全盛を極めていました。

水田や柑橘園は、南高梅園へと改植され、

当地区においては【梅専任農家】も多数誕生しました。

 

当園においても、

晩柑【八朔】&すもも園地を南高梅へ改植を進め、

全栽培面積の7割強を、南高梅園地とする梅農家へ

と変貌を遂げる動きになってます。

 

全盛を極めた【南高梅】の一次加工【梅干し】も、

数年前より、「生産量の増大化」、「消費の低迷」により

【需要と供給のバランス】が崩れ、

梅干しの流通鈍化や価格低迷、㎏単価の下落が顕著になり

梅の農業経営が大変厳しい状況に陥っています。

 

当園としては、そんな状況を受け、

 壱. 南高梅の栽培面積の縮小

 弐. 南高梅の出荷方法の多角化

  【適智適策による園地や等階級別出荷振り分け】

 参. 新たな作物への転換【ミスなでしこⓇ etc.】

を図り、栽培品目の調整を図っています。

 

また、高齢を迎える両親の労働力低下を加味して、

10年程前には、3.5ha程度あった栽培面積を

徐々に縮小する方向で【見直し】を図っています。

 

理想と考える栽培面積は、2ha~2.5ha。

昨年から本年にかけて、約30aの縮小を図り、調整を図ってます。

 

当園は、梅栽培の取り組みを始めて、

40年程の月日が経過しようとしています。

取り組みスタート時に植栽した梅の木は、35~40年生の樹齢となり

1つのサイクルが過ぎようとしています。

 

当園では、樹齢の引き延ばしによる栽培を極力せずに、

積極的な改植による【園地の若返り】に努めています。

 

今シーズン【H27年秋冬】の改植により、

高樹齢の対象園地に対して、

一通りの【若返り】の実践【改植】を終えることができました。

当園誕生の梅『ミスなでしこⓇ』の新植についても、

目標面積に達してる状況です。

今シーズン【H27秋冬】改植写真 【樹齢:35年前後(当園の古株園】

改植作業【伐採】
伐採
改植作業【焼却】
焼却
改植作業【伐採枝乾燥】
伐採枝【乾燥】
改植作業【抜根・整地】
抜根・整地

弐. 栽培方針【面積・作目】の検討

栽培品目割合【H27】
栽培品目割合【H26】

数年前より、

『南高梅』の一次加工【梅干し】主体の経営体制の見直しを図ってます。

最盛期には、梅と柑橘の作目割合が【8:2】ぐらいで、

南高梅の栽培が、全体の7割強を占めてました。

 

当園で誕生した梅『ミスなでしこⓇ』の産地化を図る為、

5年程前より、

「【南高梅・小梅・温州みかん】⇒『ミスなでしこⓇ』の新植」

【改植】を進めてます。

その効果もあってか、20%の栽培面積率となってます。

 

また、一昨年より、

新規作目として『アーモンド栽培』のスタートに伴い、

アーモンド苗木の新植を進め、5%の栽培面積率となってます。

 

そんな効果もあり、

H27年時点の【南高梅】の栽培面積率は、54%となってます。

本年の改植作業は一段落しており、南高梅の他作物への転換を

ストップと位置付けてます。

廃園にしない限り、H27年の栽培品目割合がベースになると

考えてます。

 

とは言え、

南高梅【55%】/梅全体で【82%】の栽培品目割合となり、

『梅を主軸とする果樹農家』であることは変わってません。

 

梅農家として生計が立てられるよう、梅栽培に【誇り】を持って

梅の付加価値販売につながる【適智適策による出荷振り分け】を

目指したい…と考えています。