一年で一番昼の時間が短い日【冬至】
冬至には、【ゆず湯】に入る習慣が
昔から根付いています。
また【南瓜:なんきん】を食べる習慣も
根付いてます。
・緑黄色野菜と呼ばれる【南瓜】
・柚子の果皮色【黄色】に類似してる和色
以上の2点から、
冬至にまつわる和色【緑黄色:りょくおうしょく】
を、【冬色】と認定しました。
壱.『緑黄色』の雑学
『緑黄色』は、
やや緑がかった濃い黄色とされています。
色名は、黄色に少し緑色が入っていることから
名付けられたと考えられます。
また、『ベータカロテン』を多く含む野菜は、
果実の色彩に関係なく
【緑黄色野菜】に属されます。
冬至に縁ある色と位置付けました。
弐.『柚子:ゆず』の雑学
消費・生産ともに日本が一番の【柚子:ゆず】
柑橘類ミカン属ミカン科に属します。
一般的に【ホンユズ】と呼ばれます。
別種の小玉果実で早熟な【花柚:はなゆ/一才柚子】
を含めて柚子と呼ばれます。
果実特徴としては、
比較的大玉傾向/デコボコした表面/タネが多い/
独特の爽やかな香り/酸味が強い
事があげられます。
耐寒性が強く、病気の耐性が強いので、
無農薬栽培に取り組まれる事の多い作物です。
果実そのものが食される事はないですが、
料理の引き立て役として、日本食には欠かせない食材です。
黄ゆずの収穫期が、11~1月である事から
季節感【冬】を感じさせる、香り・味です。
柚子の産地としては、
高知県が全体量の半分【約10,000トン】を生産
徳島県/愛媛県が続く生産地となっています。
和歌山県でも、『古座川町ゆず平井の里』で
精力的に生産・加工販売に取り組まれています。
◆『温州みかん』の特徴
果実が大きく食味に優れ、種が少なく高収量
皮が手で剥きやすく、かいよう病に強い
生産量が多い【表年:奇数年】と、
少ない【裏年:偶数年】が存在し、
隔年結実が顕著に発生する
機能性成分【ベータクリプトキサンチン】を
大量に含有する
※柚子【一口メモ】
◆ことわざ
『桃栗3年柿8年、柚子の大馬鹿18年』
種子から育てる実生栽培の場合、
柚子は結実まで10数年を必要とする
収穫時期短縮の為に、【カラタチ】への接ぎ木対応
がなされている
◆原産
本柚子:中国揚子江周辺
⇒飛鳥時代~奈良時代に栽培していた記載あり
花柚子:日本が原産とされている
◆有力?品種『多田錦』
トゲが少なく、種がほとんど無く、果汁が多い
小玉傾向で、香りが僅かに劣る
トゲが少ない為、秀品率高く、栽培に適する
◆俳句の季語
果実:秋 / 花:夏 / 柚子湯:冬 を表す
出典:Wikipedia【柚子】
参. 冬至に『ゆず湯』
『冬至には【ゆず湯】に浸かる』という習慣が、
日本には根付いています。
冬至に【ゆず湯】につかる由来は、
以下のように伝えられています。
習慣が始まったのは、江戸時代頃と言われてます。
◆冬至:とうじ⇒『湯治:お湯に入る』
◆柚子:ゆず ⇒『融通:ゆうずう』
その語呂合わせから、
『お湯に入って融通良く』という意味が
込められているという説が有力です。
その他に、
柚子の香りは【邪気を祓う】といわれ、
【邪気を祓って身体を清める】/【禊ぎをする】事が
ゆず湯に入ってできると信じられた説もあります。
柚子の効能として、
◆血行や新陳代謝を促進する
⇒冷え性・神経痛、腰痛を和らげる効果がある
◆ビタミンCを全身から吸収する事で
⇒風邪予防・美肌の効果がある
◆柚子の香りによるリラックス効果が得られる
四. 冬至に『南瓜』
【冬至】には、
【ん】がつく食べ物を食すると【運】を呼び込める
と言われています。
特に【ん】が2つ付くモノを『運盛り』と呼び、
縁起を担ぎ、
栄養をつけて冬を乗り切る為に食されます。
『運盛り』の食べ物【冬至の7種】は、
【南瓜:なんきん】を筆頭に、
【人参/れんこん/うどん(うんどん)/銀杏/金柑/寒天】
の7つとなります。
【南瓜:なんきん】が筆頭に挙げられるのは、
以下の3つの理由が大きいといわれています。
・冬至の7種:『運盛り』の1つである食べ物
・陰【北】から陽【南】へ向かう事を意味する
・栄養価が高く、風邪予防に効果がある
【南瓜】の栄養価
◆ベータカロテンを多く含む【緑黄色野菜】の代表的な野菜の1つ
⇒体内でビタミンAに変換される
◆ビタミンB群を多く保有する
◆西洋カボチャは、ビタミンC豊富
カロテンも多く、ほうれん草に匹敵する
◆食物繊維が豊富で、便通改善に効果的
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:39)
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lxbfYeaa (日曜日, 08 5月 2022 03:41)
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